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1:首を貫く殺意
10/18 21:21

俺は大里哲(さとし)。
清掃を始め3つのアルバイトを掛け持ちして
なんとか生活している、ごく普通の男子学生。




…いや、正しくは
ごく普通の男子学生『だった』

(Wii/Gecko)
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667:首を貫く殺意
02/19 20:08

先程と同じように
腰をぐねぐねと前後させる。
普通よりは動かないものの
緩やかでぬるぬるした動きが
それはそれで欲求を掻き立てる。
ゆっくりと奥を突いてくるので
激しくされるのとは別の刺激があり
進むのを拒むように
内部は締め付けが強くなる。
無意識に願い主と手を繋いだ。
前戯の時のように指を絡める。
何にも触れずしておくよりも
そうしていた方が安心感が得られた。

(Wii/Gecko)
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668:首を貫く殺意
02/19 22:38

「今日は…ゆっくりなんだ…な………」
合間に息を吐きながら願い主が言う。
その表情からは余裕が垣間見え
挑発的にも聞こえる。
「もっと激しくした方がよろしいですか?」
「星夢のしたいようにしてくれ」
「では、お言葉に甘えて」
体を前に倒し、上に重ねるような姿勢になる。
胸は押し付けられ
顔も目の前まで迫る。
そしてその体勢のまま腰を弾ませる。
音が鳴るほど強く打ち付け
尚且つ出来る限り素早く動かした。
相手に動かれるのとは違う。
自分の思うままに自分を刺激し昂らせていく。
入れられているそれがさも玩具のように扱う。

(Wii/Gecko)
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669:首を貫く殺意
02/19 23:25

「はぁ、うっ、あっ」
中を深く抉られる度に
腹の底を裏から突かれたみたいに
声が押し出される。
止まらない。止められない。
自分はどうあるべきとか
後先とかそんな事は今は気にならない。
ただひたすらに
愛を証明出来るだけの愛を望んだ。
「…ぅ……星夢っ……!!」
願い主が繋いだ手を一段と強く握る。
その瞬間に彼の体とそれが大きく震え
溜めこめられた液体が一気に放たれる。
「んんっ!!!はっ……ふっ…」
沸騰したようなその液に刺激され
追うように達する。
歯を食い縛り、必死に声を抑える。

(Wii/Gecko)
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670:首を貫く殺意
02/20 00:04

「はっ、はあっ…はぁ……」
乱れた呼吸を整えつつ
腕を付いて願い主を見つめた。
「なんか今日はさ
 いつにも増して積極的だったな」
「……はい?」
全身に残るエクスタシーに酔いしれて
あまり耳に入って来なかった。
「星夢が最後まで責めっていうのも
 中々珍しいからさ。
 その………溜まってた?」
「願い主が忙しそうだったので
 時間取らせるのは悪いかと……」
言われてから我に返ると
急に恥ずかしくなってきた。
返事の声量がどんどん小さくなる。

(Wii/Gecko)
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671:首を貫く殺意
02/20 16:52

今すぐにでも願い主から離れて
部屋の隅でうずくまりたいくらいだ。
だがそうできないくらい
まだまだ体が満足していなかった。
そんな訳で向かい合ったままだが
恥ずかしくて目は合わせられない。
「真帆姉がからかうのも分からなくないな」
「もう、どういう意味ですかそれ」
ちょっとばかり気に障って聞くと
少し笑ってから私の顔に手を添えた。
「セクハラされた時の反応が可愛い」
「な…」
願い主の言葉に硬直すると
それを見て彼はまた笑う。
その笑顔を見て更に恥ずかしさが増す。
弄ばれている。
自覚していても感情はそう簡単に制御出来ない。
「…そんなことより続き、始めますよ」
負の(なのかは分からないが)スパイラルに陥って
気がどうかしてしまう前に
理由をこじつけて話を逸らした。

(Wii/Gecko)
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672:首を貫く殺意
02/20 17:36


「んっ………はぁ…」
器に熱い液が注がれる。
もう何度目の吐精かなんて忘れた。
自分の中の色欲の灯火が消え絶えるまで
願い主を付き合わせた。
「もうギブ……」
息が荒いのは興奮ではなく
疲労から来るものだろう。
休む間もなく数時間続けていたので
こうなっても何もおかしくはない。
現に私も疲れた。
疲れたものの、まだ不完全燃焼な気がする。
疲れを訴える願い主は
ベッドの上に大の字になって倒れた。
私も寝そべったまま
のそのそとそのそばへ移動した。

(Wii/Gecko)
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673:首を貫く殺意
02/20 18:05

「今日はもう止めにしますか」
「あぁ、そうしよう」
そのまま眠ってしまいそうなほど
願い主の顔には疲れの色が見える。
「無理に付き合わせてしまったようで申し訳ありません」
「え?いや、いいんだよ。
 俺も発散出来たんだし、星夢のお陰だよ」
そう言って願い主は
腕を伸ばして私の頭を撫でた。
一応フォローをもらったが
それが効果があるかと言われると微妙。
勿論、私のお陰だと言われた事は嬉しい。
が、目に見える疲労の原因は
どう考えても私のせいだ。
願い主の疲労回復の為にも
あまり気を遣わせまいと話すのはやめ
代わりに仕事を探して
汁にまみれたままのそれに口を当てた。
「なっ!?んだ急に…」
急に触れたからか
驚いて素早く体を起こした。

(Wii/Gecko)
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674:首を貫く殺意
02/20 18:28

「あ、えっと
 綺麗にした方が良いかと」
「あぁ……じゃあ…頼む」
言い切るのを待ってから
それを口に咥えた。
口に入る分だけ含んで
舌で表面に残る汁をかき集める。
その独特な臭いと奇妙な味が興奮を煽る。
一通り取れたところで口を引き離した。
前戯ではないので深く刺激はしない。
私からすれば
その気を奮い立たせてもいいのだが
願い主の体力が持たない。
健康を害したりなんてしたら以ての外だ。
「終わりました」
「ありがとう」
願い主は感謝を伝えると
ズボンを履き直して横になった。
私も続いて寝る支度を始める。

(Wii/Gecko)
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675:首を貫く殺意
02/20 22:32

「願い主」
「なんだ?」
隣に横になる願い主に声を掛けた。
先程までの疲れを漂わせる様子はない。
「私は……貴方のお役に立ててますか」
ちゃんと願いは叶えられているのか
たまに我が儘を言っては迷惑になってはいないか
私の自己満足になってはいないか。
かねてから疑問に思っていた事を口にした。
「俺は結構頑張ってくれてると思う、けど」
「けど?」
付け足すように言った語尾を
思わず復唱した。
「お前が満足出来てないなら
 まだまだなんじゃないか」

(Wii/Gecko)
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676:首を貫く殺意
02/20 23:20

「私が…満足していない…」
その言葉が妙に重く、鋭く感じられた。
私が求める答えとは……なんだ?
『願い主が』ではなく『私が』
どんな海よりも深く思えたその結論が
当然その時にまとまるはずもなく
願い主の方を向いたまま、瞬きを繰り返す。
「あ、だからと言って無理はするなよ」
「それは承知してます」
心配させまいと即座に返すと
願い主はちょっと笑ってから
体を寄せて軽く口付けした。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
願い主が目を瞑るのを見届けてから
自分も眠りに落ちた。

(Wii/Gecko)
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677:首を貫く殺意
02/21 16:21


ある日の朝…
「そういえば
 マターちゃんって陸上部なんだよね」
「はい、そうですよ」
いつものように駅へと向かう途中。
2月にしては珍しく朝から暖かい。
空も太陽を隠すような雲はなく
それでいて冷たい風も吹かない
まさしく小春日和と言ったところ。
「行きも帰りも俺と一緒だけど部活は?」
「あ…あー…部活、部活はですねー」
今更ながらマターちゃんと
こうして一緒に学校に通っているのはおかしい。
俺は帰宅部で、彼女は陸上部。
帰宅部と一緒に帰れるような活動をする陸上部があるのか?
何故こんな矛盾に
今まで気付かなかったのか
自分でも不思議に思える。

(Wii/Gecko)
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678:首を貫く殺意
02/21 16:38

「………もしかしてサボり?」
「ぎくっ!」
口で言う人初めて見た。
「ちっ、違うんですよ!
 これには深い理由が…」
手で何かよく分からないジェスチャーをして
物凄い必死になって訴えてくる。
さっきの反応も含めて
台詞はまるっきり説得力に欠けるが。
「理由って?」
「だって部活してたら
 大里さんと居られないじゃないですか」
「えぇ…」

(Wii/Gecko)
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679:首を貫く殺意
02/21 16:52

躊躇う事もなくあっさり言う。
部活<彼氏っておいおい…
「怒られたりしないの?」
「まぁその辺はゼロ様が
 なんとかしてくれてるから大丈夫ですよ」
「ゼロが?」
「あ…」
俺が聞くとマターちゃんは
慌てて口を塞いだ。
だが手遅れなのは分かり切っていて
すぐに諦めてその口を開いた。
「ゼロ様は人の記憶がいじれるからね
 私が部活に行ってるって事にしてもらってるんだ」
「へぇ…でも証拠が残らないからバレるんじゃ」
「大丈夫大丈夫。
 危ない時は存在そのものを消せるらしいから」
なんだか少し怖いが、実に都合の良い能力。
やろうと思えば国のトップ、
いや世界、もっと言えば地球の頂点だって立てそうだ。

(Wii/Gecko)
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680:首を貫く殺意
02/21 18:55

「もしかしたら
 今大里さんと私が話しているのも
 実は記憶が操作されてて
 そう思わせられてるだけかもー、なんて」
「いやぁ、する理由がないでしょ」
「確かに」
お互いの顔を見合わせて笑う。
「それはそうとね、この前私…」
いきなり話題が変わり
その話はそこで終わった。
それでも『記憶操作』と言う言葉は
刻まれたみたいにその日中
俺の頭の中に残り続けた。

(Wii/Gecko)
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681:首を貫く殺意
02/21 19:31


「『記憶操作』か…」
時刻は昼休み。
昼食も適当に済ませ
ぼーっとしていた時にふと思い出し、呟いた。
「なんだそれ?お前の必殺技か?!」
突然横から声がして振り向く。
「…高橋か、何か用か」
「何か用かとはなんだ!」
さっきから口うるさい奴は高橋大介。
高校に上がってからずっと同じクラスなのだが
何かと理由をつけては絡んでくる男だ。
まあ別に嫌いと言う訳ではない。
学校ではこいつ以外に話し相手は居ないから
退屈しのぎや世間話をするのには
俺としてはもってこいの男なのだった。

(Wii/Gecko)
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682:首を貫く殺意
02/21 22:04

「決まっているだろう?
 今日返されたテストの結果
 どちらが勝っているか勝負しようじゃないか。
 永遠のライバルとしてなッ!」
まあそう来るだろうと予想はしていた。
返されてすぐしまった結果表を
机の中に入れていたファイルから取り出し
それを高橋に渡す。そして…
「ぐはぁっ!!
 あ…相変わらずやるじゃないか…
 それでこそ我が宿敵……」
「へいへい」
苦痛の叫びを上げ
まるで殴られたかのように脇腹を押さえて
苦しそうな声で俺にそう言う。
ここまでがテンプレと言ったところ。
高橋の学力は実際、俺より一回りほど下だ。
それを分かった上で彼は俺に毎回挑んで来るし
俺も分かった上で結果を見せている。
多少面倒ではあるが、面白い。

(Wii/Gecko)
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683:首を貫く殺意
02/21 22:53

「にしてもらしくないな。
 いつものお前なら
 合計でもあと10点はあってもいいはずだが?」
「今回は調子が悪かったんだろ」
半端な答えになったのは
自分でも原因がはっきりしていなかったからだ。
高橋の言う通り合計点数はいつもより若干低い。
二人で原因を考えていると
ふと高橋が言った。
「あ、さては大里、女ができたな?」
「はぁ?どうしてそこに繋がる」
唐突な発言に顔をしかめると
高橋は得意気な顔をして説明し始める。

(Wii/Gecko)
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684:首を貫く殺意
02/22 00:07

「ふっ、隠したって無駄だ。
 お前が女の子と一緒に歩いていたのを
 目撃した奴が居るからな!」
「あぁ、そうなの」
その女の子って言うのはマターちゃんだろうなぁ…
年始に皆で出掛けた時は
多分知り合いに会ってた訳ないだろうし。
とか考えながら軽く相槌を打った。
「否定しないんだな?
 相手は誰だ!?誰なんだ!?
 容姿はどんなだ!?なりそめは!?」
「一回落ち着け。
 そんな一遍に聞かれても答えられない」
ぐいぐいと顔を近付けて
食い付いてくる高橋を手で押さえる。

(Wii/Gecko)
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685:首を貫く殺意
02/22 17:00

「お前付き合ってるのか?」
「あぁ」
「その子は可愛いのか?!」
「まぁ」
「付き合いはどれくらいなんだ!?」
「まだ半年も経ってない」
返事をするとすぐに次の質問が投げ掛けられる。
それに対し、大袈裟過ぎず、そして正確に答えていく。
「はあぁ〜…大里お前、
 つくづく俺を熱くさせてくれるじゃないか」
額に手を当て
嬉しそうに高橋が言った。
別にお前を熱くさせようとは
1mmたりとも思ってないんだけどな。

(Wii/Gecko)
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