スレ一覧
┗134748.首都陥落

|前|次|1-|新||
1:とうや◆rF5QP.UaNA
01/14 09:23


あれは…数年前の話だったか…いや、私にとっては昨日のような話だ。
この国の首都が子供によって陥落した話だ。
今日はその話をしよう。


これは子供の伝説の物語…

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集][管理]
2:とうや◇rF5QP.UaNA
01/14 09:33

第一章 先制攻撃


これは、あるサイトに投稿されたある動画から始まった。

「日本の小学生、中学生、高校生の諸君。
今の日本はどうだ?生活しやすいかい?
ほとんどの者がこう答えるだろう。
『楽しくない。』と。
そんな君に提案だ。
これから、日本の新時代を築かないか?
その決断は、君に任せる。
さぁ、日本を洗濯してやろうじゃないか。」

黒い服を来た男が一人で話している動画だったが、たちまち小学生や中学生の間に広まった。
そして、その動画を見た者は、ある所に向かっていた…


(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
3:とうや◇rF5QP.UaNA
01/14 09:40

茨城県古河市

「君らは私の動画を見た反乱軍に参加する者かい?」
『はい!』
「君らは国を動かす意思はあるか?」
『勿論です!』
「良い返事だ。君らはこれからここで生活して貰う。君らの安全な生活を約束する。勉強もしなくて良い。
ただし、一人一人仕事をする事を約束して欲しい。その仕事の内容はこれから配る。考えてくれ。」


古河市内の廃倉庫には日本全国から集結した700人が50人程の大学生に囲まれて集会をしていた。
集まった700人の小、中、高校生は何かしらの不満があり、ネットで広がっていた小、中学生が集うサイトに書き込まれた場所へ家出して来た者だ。
大学生の中には老人も混じっていたり、中学生もいた。
その中で一際目立つ存在がいた。
「そうだ…私の名前を紹介しておこう。私の名は、M.J。これだけ言っておく。
何か生活の中で困った事があれば私に気軽に相談してくれ。」
黒い服を着た男、M.Jはそう言うとにっこりと笑顔を見せて奥の事務所らしき部屋に入っていった。

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
4:とうや◆rF5QP.UaNA
01/14 15:16

M.Jらがそんな事をしている一方その頃、家出してきた者の家族は自分の子供がいなくなったと大騒ぎしていた。
マスコミも日本全国から700人の子供が消えた事をこぞって報じた。
それを見た子供は皆同じく古河市内の倉庫へ向かい、直に日本の小、中、高校生の二分の一が失踪した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
«私の子供が何故!?»
«○○ちゃ〜ん、帰ってらっしゃ〜い!»

「全く。自分の子供を可愛がってやらない馬鹿な母親や父親共がよくそんな事を言えるもんだ。」
その子供らが集結している倉庫でM.Jと仲間達は子供の失踪を報じているテレビを見て談笑していた。
「本当に呆れた大人達だ。」
「巧、そういや飯はどうした?」
巧という名の若者はM.Jにそう言われて答えた。
「イワばぁちゃんがカレー作ってるよ。」
「あのばぁちゃん元気だなぁ。」
「なんたって田舎のばぁちゃんは元気なんだよ。」
「都会のばばぁは根性がねぇもんな?」
ハハハハハ…


(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
5:水菓子◆o91VOSM31Q
01/14 15:26

感想スレを建てる予定でしたらすいません

このコミュニティでは新しいタイプの小説ですね
何だか異様なワクワク感を感じます

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
6:とうや◆rF5QP.UaNA
01/14 22:56

«さて、今から官邸でこの事案についての記者会見を開くそうです。現場から中継でお送りします。»
「ほぅ…流石に国が動いたか…」
M.Jが楽しそうに言う。
«えぇ…今回の事件に対して国は…»

「俺らのアジトを警察が捜索してっか…」
仲間の一人が呆れた様子で言う。
「まさか地下にあるとは思わねぇだろうな…」
他の仲間も揃って言う。
「馬鹿な警察がアホ面して探してるとは傑作だ」
「面白れぇ事になったじゃねぇか」
それぞれ笑みを浮かべてしゃべっている。
そんな中、M.Jが仲間の一人に問う。
「そうだ、ヨシじいさんとお爺さん達は今何してる?」
「楽しそうに火薬と爆弾の作り方を小学生達に教えてるよ。」
「あのじいさんの鬱も治って良かったな。」
「あぁ。国はそんな老人に目も向けないからな。」
そんな会話をしてるとドアが開き、高校生が入って来た。
「失礼します。今度の先制攻撃の案がまとまったのでご報告します。」
「おう。ありがとう。」
「では、失礼します。」
山のように積まれた書類を見てM.Jが言う。
「ほう…鉄道を使った首都圏一斉爆破テロか…これは面白いな。」
「よく考えたもんだ。子供はそれぞれ知識を持っているからな。」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
7:とうや◆rF5QP.UaNA
01/14 23:13

「よし。この作戦を使うとするか。」


数週間後…
「メンバーの皆。時は来た。これから首都圏を一斉に襲う第一次攻撃を加える。列車に積む爆弾は大量にトラックに積んである。
それぞれ好きなように各班で設置してくれ。
列車の操作は鉄道に知識のある者に任せる。
さぁ。日本の幕開けだ。」
『オオオオオオオオォォォォォ…』
一斉に子供が歓声を上げる。
M.Jも声を上げて叫ぶ。


«こちら常磐線班。特急用車両の657系に爆弾を仕掛けた。»
«こちら高崎班。通勤車両のE233系に爆弾取り付け完了。»
«こちら東武鉄道…»
各地方に分散した班から連絡が届く。
「M.J。各班取り付け完了。発車させますか?」
「そうか。では作戦決行だ。」
「了解。 こちら本部。すぐに車両を発車させ、帰還せよ。」
«了解。»

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
8:とうや◆rF5QP.UaNA
01/14 23:36

同時刻の水戸駅…

「家に帰って寝たいなぁ…」
「あぁ。泊まり勤務って辛いなぁ…」
水戸駅の駅員二人は泊まりの勤務で疲労困憊していた。
「なんたってこんな事をしても残業代どころか昇格もできないなんてな…」
「辞めようにも就職難で辞められないから…」
そんな話をしながらホームの清掃をしていると勝田方面から音が聞こえた。
……ガタン…ガタガタン……ガタン……
「…ん?なんか音が聞こえないか?」
「先輩、とうとう精神が…」
「いや、聞こえないのか?」
「えぇ……… あれ?勝田方面に光が…」
「車じゃねぇな…あれは…特急か!?」
「こんな時刻に通過する列車なんてどこにも書かれていないっすよ!」
「まさか…無人の列車?」
ガタガタン ガタガタン ガタガタン
「猛スピードで突っ込んで来るぞ…逃げろ!」
「うわぁあぁぁ!!」
ガガガガガガガン ガガガガガガガン…
「こ、こちら水戸駅!この時間帯に水戸を通過する列車ってありましたか!?」
«はぁ?何を言っているんだお前は?そんな列車走ってねぇよ。おかしくなったか?»
「本当に走ってったんですよ!」
«早く寝ろ!»

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
9:とうや◇rF5QP.UaNA
01/15 18:33

本部

«第一次攻撃準備完了。»
「よし分かった。次の作戦へ移行だ。準備にかかれ。」
«了解。»

千葉県柏市 利根川橋梁

「列車は通り過ぎたか?」
「いいえ…」
ガタガタン ガタガタン…
「来ました!」
「だいぶ遅れているな…」
「早くせねば…」
「最後尾…通過!」
「よし、確認。」
「発破!」
ズガガガァァァァァァァン…
常磐線、国道六号線の橋が爆破された。

時同じくして東武鉄道利根川橋梁…

「スペーシア通過確認。新幹線はどうだ?」
«新幹線も大丈夫だ。»
「よし、発破!」
ズガガガガガガァァァァァァァア…
夜の空が明るくなり、火が飛んだ。
「これで新幹線はOK…っと。」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
10:とうや◇rF5QP.UaNA
01/15 22:51

M.Jのいる本部には燃え上がる炎とともに崩れ落ちる橋の画像が送られて来た。
「利根川はもう通行不可…と。これで東北方面からは行き来できまい。」
「さて、これから国がどう動くかな?」

上野駅
「もうすぐ例の列車が到着する頃か…」
「回送ですかね?」
「そうだろう。確認を怠ったんじゃねえか?」
上野駅の駅員は常磐線を走り抜ける特急用の車両を今か今かと待っていた。
しかし…
「む、来たようだが…速度が落ちない?」
「まさか…無人では?」
「そんな事が起こると思うか?安全大国日本だぞ?」
タタン ガタガタン ガタガタン…
「ん?高崎線も回送が走っているのか?」
「どうでしょ…」
その時だった。
ズガガガガガガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!

上野駅に突っ込んで来た特急は車止めに衝突し、大爆発を起こした。
たちまち上野駅は炎に包まれた…

その頃、時同じくして池袋、新宿、浅草の各駅も燃え上がる炎の中にあった。
そして…
東京駅
「う、上野駅で火災発生!ば、爆発がおこったそうです!」
「はぁ?何を…」
ズガガガガガガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
東京駅も大爆発を起こし、東京駅近辺のビルに燃え移った。

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
11:とうや◆rF5QP.UaNA
01/16 17:41

首相官邸

「総理!阿倍野総理!」
「…え?何ですか…寝ているのに…」
「う、上野駅と東京駅で大火災が発生した模様です!」
「…事故だろう?JRを呼び出せ。」
「そ、その他の主要駅も同じく延焼中で…これは…」
「テロだと言うのか?ここは日本だぞ?」
「す、すぐに会議を…」
「…分かった。すぐに行く。」

「で?何があったんだ?」
「池袋、浅草、新宿、上野、東京駅で同時刻に爆発があり、東京駅は…全焼しました…」
「…!?」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
12:とうや◆rF5QP.UaNA
01/16 22:38

「テロ…なのか?」
「可能性はあります。」
会議室がざわつく。
そんな会議室に一人の男が入って来て、大西国土交通大臣に耳打ちした。
「なんと…!?それは…」
「…」
「…解った。」
大西大臣は男と会話を止めると立ち上がって言った。
「阿倍野総理、その他の皆様、モニターをご覧ください。」
モニターには燃え上がる炎の映像が映っていた。
「…これは利根川大橋の現在の状況です。今入った情報によりますと…利根川に架かる橋梁の全てが破壊された…と。」
「何だと?それでは…」
「…ええ。この火災や爆発は無差別テロと思われます。」
「まさか…本当に…」
総理や他の大臣は開いた口が塞がらない。
「総理、これから、どういたしますか?」
「…」
「総理!」
「…今すぐ東京都や近辺の市町村に連絡。これから二日間は屋内待機だ。」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
13:とうや◇rF5QP.UaNA
01/20 10:48

「K.J。国が二日間の屋内待機命令を出しました。」
「ほう…いい判断だ。今すぐ全員を呼べ。」
「御意。」
K.Jはそういうとニヤリと笑った。
「さて、これからだ。」



一章 完

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
14:とうや◆rF5QP.UaNA
01/20 22:32

第二章 奇襲

「耕作、最新兵器が出来たぞ。」
「お、最新兵器?」
「キャベツの収穫手伝ってー」
「おーい、そこの工具取ってくれ」
「RPGの整備終わったぞ」
「誰かポテチくれ」
K.Jらは国が屋内待機を命じたので何も出来ず、ただ地下の施設等で自由に暮らしていた。
「ヨシじいさん。」
「ん?どうしたK.J?」
「これを直してくれないか?」
「任せとけ。そこに置いといてくれ。」
「うい。」
K.Jは地下の研究部屋にいた。
「そういやじいさんは太平洋戦争を体験したんだっけな?」
「あぁ。最後まで空母の艦長だった。あっちのナカムラは陸軍で朝鮮にいたんだ。」
「おう。俺は滿州で陸軍の総指令だったんだべ。」
「おらは硫黄島に」
「自分は零戦のパイロット」
「戦艦の艦長」
「ほ〜…すげぇな。」
『だろ?』
「だけどそんなの戦争が終われば何にも自慢も出来ねぇし、[お疲れ様]さえ言われねぇから」
「国は徴兵しときながら戦争が終わったら俺らなんて見向きをしなかった。」
「徴兵されてまだ未来がある若者を殺しといて」
「なんも言ってはくれんかった。」
「だからお前に協力したんだ。」
「協力、ありがとうございます。」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
15:とうや◆rF5QP.UaNA
01/21 10:25

「このあとどうすんだべ?」
一人の老人か訪ねる。
「どうしようかねぇ…」
「いい案があるでよ。」
「大河原のじっちゃん、どうしたんだ?」
大河原という老人が答える。
「群馬の赤城山にある物を保管してんただ。」
「ある物?」
K.Jが問うと大河原ははっきり答えた。
「一式陸攻と隼、零戦が大量にな。」
「大河原さん、あいつらを飛ばす気ですか!?」
他の老人が驚きながら言う。
「あぁ。ずっと70年耐えてきたやつらだ。エンジンは最新型に更新すれば600kmは軽く出る。どうだ?飛ばすか?」
「空からも支援か…うん。悪くはないですね。」
「早速赤城山に行ってみるか?」
「いや、屋内待機だから危険が…」
「両毛線の高架をずっと歩けばどうだっぺ?」
他の老人が言う。
「成る程。では何人か引き連れて行きますか?」
「あぁ。俺らと高校生位が良いな。」
「解りました。」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
16:とうや◆rF5QP.UaNA
01/21 14:24



陸上自衛隊朝霞駐屯地
「とうとうテロの標的になったか…」
陸上自衛隊一等中佐 高崎 巧は他の隊員らと基地内を警備していた。
「車両に100kgの爆薬が仕掛けられてたんだってよ。」
「マジかよ」
「外人か?」
「日本人は火薬を作れねぇだろ。」
「高性能の爆薬は自衛隊位しか作れねぇぞ?」
「車両基地に侵入したのは日本人らしいぞ。」
「反乱か?」
「単なる愉快犯だろう。」
「さあな。」
しばし談笑をしていた。
「外に人がいないなんて考えらんねぇよな。」
町はゴーストタウンのように人が一人もいない。
聞こえるのは航空自衛隊の消火ヘリの音と風の音だけだ。
「そういやお前の弟まだ見つからねぇの?」
「うん…」
「子供が失踪した事件も最近はほとんど見ないな。」
「もしかして子供の仕業かもよ?」
「まさかそんな事は…」

群馬県赤城山
「はぁ…こりゃすげえ…」
K.Jの部下達は赤城山の廃線になった鉄道トンネルの中にいた。
トンネルには空洞があり、そこには…
「零戦がこんなに…」
「熊谷の工場が空襲にあった時にここに移設したんだが…戦争が終わったら出すわけにもいかねぇからここに保存してたんだ。」
「綺麗な状態で…錆も無い…」
「あぁ。ほとんど死んじまったが昔の整備士の人らが大切に保管してたんだ。」
「おぉ…」

(iPhone/Nin 3DS)
[返信][削除][編集]
|前|次|1-|新||
[HOME]

- XRIE -